『煤(すす)』 アイヌ民族楽器・口琴 ムックリ
<説明>
・まず市販に出回らないいろいろと珍しいムックリです。
非常に手間をかけて製作しました。
・10年以上自然乾燥させた孟宗竹(もうそうだけ)を、煙に長時間あてて煤竹にしました。
そのため、着色はまったくしておりませんが、全面黒っぽく仕上がっております。
通常のムックリは製作過程で油で揚げて音をよくするのですが、燻しにより同様の効果が得られるため油揚げはしておりません。
・さらに竹の表皮を時間をかけてすべて取り除いたため、しなやかでかつ独特の質感がでています。
・紐は特別に、イラクサを使用しています。イラクサは多年生植物で、その表皮のみを使って糸を作り撚って紐にするものです。ハンドメイドにより抜群の雰囲気が出ます。
アイヌのムックリの紐は昔はこのイラクサがよく使われていました。
現代ではイラクサの糸は製作に大変な労力がかかるため、もし売っていたとして一巻何万円もする高価なものになっています。紐だけでも価値があると思います。
丈夫な紐ですが、通常のムックリに使われている紐よりは弱いと思うので、演奏するときはやや控えめの力で弾いて下さい。
なお、交換用に通常の紐も同梱致します。
<音>
通常のムックリに比べて、枠の厚さよりも弁を微妙に厚く重く残してあります。
このため、ズシンと力強い音です。 C 442くらい (ド)
<レシピ>
・竹 産地失念 ※10数年前に入手した竹を使用
・燻煙処理
・装飾なし
・替えヒモ付き、替え棒付き
・パッケージに演奏方法を掲載
・ムックリは、紐を引いて「弁」を振動させながら演奏しますが、慣れない方はチカラを入れすぎて壊してしまうことがあります。初めての方は特にご注意ください。
適度なチカラで操作すると長期間使えます。「弱すぎず・強すぎず」です! 練習練習(^^)
強い力なら大きな音がでる、ということはありません。音量は息の強さや口腔内等での共鳴の度合により変化します。
紐を引く角度は少しだけ奥側に角度を変えて弁が一番振動する位置を見つけてください。
<作者>
ハレ・ダイスケ